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阪神大震災 6434人の鎮魂祈り式典(産経新聞)

 6434人が犠牲になった阪神大震災は17日、発生から15年を迎えた。兵庫県内の各被災地で追悼行事が行われ、遺族や市民が犠牲者の鎮魂を祈るとともに、被害の教訓と記憶を次世代へ継承することを誓った。転入や震災後の誕生など「震災を知らない」神戸市民が昨年末で約36%に達し、復興住宅は住民の高齢化が進み、県内での昨年1年間の「孤独死」が過去最高の62人に上るなど、被災地では「震災の記憶」を語り継ぐ難しさが重い課題として顕在化し始めている。

 犠牲者の名前が刻まれた「慰霊と復興のモニュメント」がある神戸市中央区の東遊園地では、「1995 1・17」の形に並べられた竹灯篭(とうろう)の炎がゆれる中、地震が発生した午前5時46分に参加者全員が黙祷。午後5時までに前年より約1万3千人多い約5万2千人が訪れた。

 正午前から中央区の県公館とHAT神戸とを中継で結んで開かれた追悼式典には、皇太子ご夫妻のほか、鳩山由紀夫首相も出席。皇太子さまは「震災の経験をいかして皆が助け合い、安全で安心して暮らせる地域づくりが進められるとともに、その過程で培われた知恵が国の内外を超えて次の世代に継承されていくことを期待します」と述べられ、鳩山首相は「この15年間にめざましい復興が図られ、市民、ボランティア、NPOなどの連携や協力は人が互いに支え合う『新しい形の公共』の姿を示すものでもあった」と被災地の15年間の歩みをたたえた。

 遺族代表の松浦潔さん(56)は「もう一度会いたい、会いたい。この想いは変わることはありません」と犠牲になった長男、誠さん=当時(18)=への思いを語り、「震災の日から命の限り一生懸命生きてきたと胸を張って言えるように、一日一日を大切に生きていきます」と誓った。

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